自立支援介護

2021年4月より介護保険は 自立支援介護の仕組みを取りいれ大きく舵を切った。具体的には 介護方法、リハビリ内容、アウトカムである利用者のADLを介護データベースLIFEに取り込み、科学的介護の実現を図る。高齢化社会である現在、患者の多くは高齢者であり、診断をして処方を出し、場合によっては手術を行い入院すれば安静にするといったワンパターンの医療では QOLの回復はあまり望めないのではないか。自立のために一番大切な機能は歩行能力。5秒つかまり立ちテストを行い、倒れこむまでに5秒耐えることができればその患者は100%歩行能力を取り戻せる。歩行訓練も平行棒歩行が一般的であるが、平行棒でなく歩行器による訓練が必須である。全国展開のあんしん塾。認知力の向上には①水分摂取 ②健康な食事 ③運動 ④排泄が重要で、認知用の家族に対し指導を行うことが目的である。また 認知は能動的行為であるためその人の能動性によって向上・低下する・介護は理論的に行う必要があり。ケアによって症状は改善する。自立支援歯科。口腔機能の正常化によって咀嚼嚥下に関与する筋肉活動の広がりと活動量の拡大が起こり、脳幹網様体不活系が活性化して、覚醒水準が上がる。歯を失っても義歯の使用により認知症のリスクは抑えられるとして。口腔機能の重要性を訴えた。