眼病変と免疫異常

角膜上皮ステムセル疲労症
角膜と結膜の境界 輪部にある角膜上皮のステムセル(幹細胞)が損傷され、結膜上皮が結合組織と血管を伴って角膜を覆い高度の視力障害を来す疾患群。 スティーブンジョンソン症候群(水疱やびらんが体表の10%以下)と中毒性表皮壊死融解症TEN(以上) 角膜・結膜が同時に免疫異常による炎症と障害を引き起こし、救命しても高度視力障碍とドライアイを来す。ウイルス感染を起こし、薬剤投与が契機となって発症してくる可能性がたかい。 発症早期のステロイドパルス、皮疹が改善しても眼症状が遷延することあり ベタメサゾン点眼、高度ならベタメサゾン眼軟膏 
類天疱瘡 高安動脈炎 眼内の血管に炎症所見なし
総頚動脈狭窄に伴う慢性の眼灌流圧低下および眼虚血
シェーグレン症候群 SS-A 抗体 SS-B抗体  原発性SSとSLE・RA・ PSSに合併する二次性SS 涙腺障害が主体の涙液減少型であるが、涙腺のほか、マイボーム腺、角結膜上皮、涙液層の様々は要素の障害が複合的に絡み合って病態が形成され、重症化する
角膜には痛覚と温度の受容体があり、神経原性疼痛の原因になる