甲状腺エコー

医師会の研修を利用して大阪赤十字病院に甲状腺エコーの見学に行きました。甲状腺は、頸動脈エコーを行うと見えてしまうのでこの機会に、修得したいと思います。
甲状腺がん 乳頭癌>>>濾胞癌>随様癌
乳頭癌は砂状石灰化、腫瘤として認識できる 他の癌はFNAでないと診断できないとのこと
甲状腺腫大で紹介され、細胞診で良性の甲状腺腺腫として経過観察していることも
血流増加は甲状腺機能亢進症だけでなく低下症であってもよく認められる
FNA 吸引細胞診 は1センチくらいが目安
亜急性甲状腺炎は 低エコー、痛みが必発、痛みのあるところに低エコー像を認める。カロナールやNSAIDで対処している間に収まる
バセドウの治療は メルカゾール6Tまでで収まる、コンプライアンス確認は重要
妊娠希望があるときのみチウラジール。副作用多く効果弱いので。妊娠中で、ヨウドで治療することも
TMより 
作用時間が長いのでMMIは一日1回投与。PTUは分割投与。軽症から中等症の(FT4 5ng/dL未満)初期量は15mgで十分。2-3か月で正常化し、症状も改善。30mgは副作用も出やすいし、分割投与にすればアドヒアランスも下がる。GLでは添付文書の3-4分割は無視することとある。重症 同5ng/dL以上にしても MMI15mgと無機ヨウ素50mgKIの併用の方が 30mより安全で、効果的。無顆粒球症は MMIの投与量に依存して発症、頻度は0.5%。開始から2か月間は 原則2週間ごとに白血球区分検査。甲状腺薬によるバセドウ病の完全寛解率は30%。寛解が維持できれば薬物治療を再開することなく治癒する可能性もある。休薬後の経過観察では 甲状腺組織の一部が壊れ、甲状腺ホルモンがこぼれだし、一時的にホルモン血が上昇する無痛性甲状腺炎に注意が必要。再燃と勘違いして、早々に投薬を増やすと、副作用や甲状腺機能低下症をきたす。ホルモンのみでなく TRAb甲状腺刺激ホルモン受容体などを調べて判断すること。妊娠希望では外科治療、再発が少ないが、傷と機能低下のことも。放射性ヨウ素内用療法は1回のカプセル服用で著効する可能性があり副作用や合併症は無、未成年、妊娠可能、眼症があれば不可。
減薬に関してはTSHが正常範囲内になるよう減量。TSHが正常範囲内でも抗甲状腺薬とバセドウ病の活動性が拮抗しているだけなので減らせない。中止基準は①下甲状腺動脈血流が安全基準域まで低下②抗甲状腺薬1日0.25錠でも効き過ぎTSHが正常上限を超える。安易に自己中断すれば甲状腺機能亢進症/バセドウ病が再発し一からやり直し。抗甲状腺薬をゼロにできるのは①バセドウ病の増悪因子ストレス・タバコ(受動喫煙含む)・アレルギーが無い②甲状腺が小さい③元々バセドウ病抗体価(特にTS-Ab価)が低い。長崎甲状腺クリニックブログより

甲状腺刺激抗体(TS-Ab) TSHリセプター抗体(TR-Ab)の刺激型を測定している
バセドウの活動性と相関

電子タバコ ベイブ 謎の液体を気化して吸う 未知 ダメ
加熱たばこ アイコス 葉タバコを300度で加熱してできた気体を吸う タールは、一酸化炭素はすくないが ニコチンや他の有害物質は同様
ニコレス いいかも 長崎甲状腺クリニックブログより

IKは 最初に2種間 エスケープのため 50mg1Tから3Tで使用