抗認知症薬

メマリーはNMDA受容体拮抗作用により細胞内への過剰なCa+流入を抑制し、神経細胞を保護する。メマリーはシナプティックノイズを抑制している状態で、記憶を形成する一過性の高濃度のグルタミン酸が遊離されると NMDA受容体からすみやかに解離するため、神経伝達シグナルが伝わり、記憶・学習機能障害を抑制する。

注意 、 実行、視空間認知、言語において有意差 記憶 、 見当識、構成は有意差なし。行動異常、攻撃性において有意差。

NMDA受容体拮抗作用を有する他の薬剤 アマンタジンで増強される。アセタゾラミドで尿アルカリ化で尿中排泄低下で作用増強 腎排泄CYPによる代謝は受けない CCr30以下は 慎重増強 10mgまで

リバスチグミンは認知機能の維持に加え、食欲増進作用を示す。BuChE阻害。BuChEは食欲増進ペプチドであるグレリンを分解する。これを抑えることで食欲増進に働く。

ガランタミン
AChE-Iとして作用+ニコチン性アセチルコリン受容体に対するAPL作用を併せ持つ。これにより長期投与による脱感作を生じにくい、ACh以外のグルタミン酸、GABA、セロトニン等のシナプス前終末に存在するnAChRに対するAPLにより各種神経伝達物質放出促進。混乱、イライラ、意欲、呼びかけに対する反応、昼間の眠気が改善。介護者の負担軽減に効果。